ほぼ半球体な底面のトート
2014.10.31
かつてはサンプル品だった かごトート(G-51)が定番商品として登場した今日、
の挑戦は
“コロンとしたフォルム” リレーで底面の丸い、、、
そして丸いといっても立体的な、ほぼ半球体な底面のトートです。
底面の詳しい作りはというと
どうやら部分的に2重で縫い合わせたあとに洗いをかけ
さらに形を出していくという実験的な試みであるようなのですが、
（底面のコバが上を向いています）
（成形具合で、やんわり自立します）
（写真では分かりづらいですが、底面がとてもしっかりしています）
そういう底面のインパクトに加えて
さりげないステッチのアクセントや⊿
寄せたドレープを取っ手の付け根と噛み合わせるという
一見ワイルドでこざっぱりとしているところ
などなどに洗いの雰囲気がとてもしっくりきていて、
洗わなければ成立しないフォルム
洗ってこそうまれる佇まいになっているのが特筆すべきところです。
シリーズは手持ちと
肩かけ。こちらの方が少し大きめです。
どちらも入れ方によってA4ファイルはチラリと見える具合です。
なにぶん底面が立体ですのでその辺はラフにみていただけると助かります。
ちなみに、本体口は留め具なしのオープンタイプなのですが
ファーストサンプルは作り手：マリが日頃から考える
トートのセオリー「ファスナーは必須」を実現した
こんなタイプでした。
曰く「なんか取っ手とファスナーが優等生だから底面と合わないなと思って」
ということで、
結果、こうあるべき がいい遊び具合で形になったトート。
※ご紹介した鞄は全て現品を販売しています
10月さいごの日。もう今年もあと残すところ2ヶ月で
相変わらず育つOrganの森、1Fの天井に到達です。
