ざっくりトート
2017.2.3
まだまだ寒いですが、暦の上では立春。
これから少しずつ春を感じる話題が増えてくる時期です。
今日ご紹介する鞄は、この金具が要。
上下に円形の留めが付いた棒状の真鍮金具。
この金具を使ってざっくりとしたトートバッグを作りました。
どちらも切りっぱなしのラフな雰囲気。重さも無く、とても軽いトートです。
革は、昨年の春に一度登場したヌメ革に手作業でわざと濃淡が出るよう色をのせたもの。
鞄にすると内側のヌメの色が、より印象的。
左がカスターニョ、右がブラックです。
カスターニョの方は、色の濃淡が大きく表情豊か。
ちょこんとついた厚革一枚の取手と、本体と同じムラ染めの革ストラップのついたカジュアルな形。
底面の幅も広く、底板もついているので安定しています。
A4ファイルが横に収納でき、サイズ感としても良し。
オープンなタイプですが、フックがついているのでガバッと開いてしまう心配もありません。
棒状の金具は、ストラップの根本に。
肩に掛けた時に一番負担がかかる部分をしっかりと支えてくれ、
尚且つ前後に稼働するので、使ってる人の動きに合せてくれます。
手持ち。
肩掛け。
黒は、写真ではあまり濃淡ははっきりとしませんが、ムラがあるお陰で
真っ黒ではなく少し表情のある墨で描いたような黒。
カスターニョと同じく底面広く、大容量のトートです。
同じく、フックと内ポケット、底板が付いています。
内側はヌメ革のままの色なので、中を見るとまるでツートン。
オモテウラで全く色が異なります。
こちら金具は取手の根本に使用しています。
前後に動くので、取手が中にパタンと倒せてしまう時もすっきり。
全体的に柔らかくラフな作り、
だからこそ「真鍮金具がぴりっと効いている」そんな鞄です。
日曜日は雨の予報。
お出かけするなら土曜日が“吉”なようです。
