3年使いました
降りしきる雪、お昼ごろはまだ積もっていない部分もありました。
今日ご紹介するのは
桃井自身が かれこれ3年程使っているこちら。
見た目より軽いこともあって、日頃ついつい手にとってしまうという1本手の肩掛けトート。
使っている金具がネックでサンプルとして作ることを永らく放置していたようですが、
この度、おおかた決まった模様でお披露目できることになりました。
3年の貫禄たっぷりのツヤとしなやかさです。
こちらの現品は意外にもリスシオ。
スムーズな表面が特徴の素材ですが、こちらは随所にシボが見てとれます。
ラフに使えるこの鞄は、使い込んだあときれいに形がでることを想定し、
革自体を四方に揉んでから製作しています。
ユーフラテと同じ加工を施してある革で、より厚みのある「チグリ」
サンプルで数枚残っているこちらで、今回はこの鞄を作ってみました。
タテに分割したパーツが見た目にも面白い盤面。
使っている時に必要を感じてつけた内ポケット。サイドの底付けも新鮮です。
取っ手の構造上、盤面がゆるやかに湾曲し、肩にかけやすくなっています。
パーツのつなぎが特徴的。モノを入れた時の落ち感が柔らかくなります。
口が大きく開くのを留める、意外にごつい金具。
取っ手のつなぎはシンプルな鞄のアクセントになっています。
ちなみにこちらの現品の色、定番で展開しているアンバーに色味が似ていますが、
一段階深みのある「シエナ」という別の色です。 厚みも相まって、安定感があります。
同じ素材「チグリ」のカスターニョでLサイズも作りました。
Mサイズ、Lサイズ。どちらもA4ファイルが余裕で入る大きさ。
どちらかというと、ものを詰め込みすぎず、ラフに使っていただいたほうが
様になると思います。
チグリがなくなり次第、リスシオで製作する予定ですので、
気になる方はお早めにお問い合わせください。
入れるもので見た目も変わるのが、使う楽しみが増えるところです。
